夏映画興行を素人が予想。

今年のサマーシーズンはなんといってもアメコミ祭り。それらを中心に今年の日本における映画界のサマーシーズンを展望していきます。(まあ早いような気はしますが)

6/8公開「幸せへのキセキ」(We Bought a Zoo)
 久々となるキャメロン・クロウ監督作品。マット・デイモンが主演だが、彼はいつものように(?)妻を亡くす役どころ。トレーラーを見る限りだと、母を亡くしてバラバラになりかけていた家族が、引っ越した先にあった動物園を通じて絆を取り戻していくようにみえるが、果たして。
 配給:フォックス、興収予想:10億円

6/9公開「ホタルノヒカリ 劇場版」
 あのドラマがまさかの映画化。ローマへの海外旅行が軸になるそう。まあ典型的な「テレビ映画間違いなし。ドラマファン以外をどう動員するのかが見物。
 配給:東宝、興収予想:8億円

6/16公開「愛と誠」
 三池監督作品、今年早くも二本目。どうにも武井咲の演技には不安要素ばかりがつきまとう。それにもはや4度目の映画化。若い層がどれだけ食いついてくるかがカギか。
 配給:角川、興収予想:5億円

6/30公開「アメイジングスパイダーマン
 説明不要のスパイダーマンシリーズをあの「500(日の)サマー」のマーク・ウェブ監督がリブート。世界最速公開のメリットたるやいかに。それを生かしてのジャパン・プレミアは当然として、他どういった手を打ち、ソニーは目標をどれくらいに設定してくるのか。また、実質的なサマーシーズンの火ぶたを切る作品ともいえるので、これが公開3日で10億を超えないようでは相当寒い。
 配給:SPE、興収予想:70億円

7/13公開「BRAVE HEARTS 海猿
 前作で終わりといいつつまた作る。その姿勢だけでがっかり。前回さんざんゴミだとこきおろされたせいで3Dはやらないようだが果たして。まあ典型的な「テレビ映画」ですよ、ええ。とはいっても結局は稼ぐんでしょうな。
 配給:東宝、興収予想:50億円

7/14公開「ヘルタースケルター
 漫画原作、蜷川実花監督作品。おそらく今夏、もっとも大コケすると予想できる作品。というかこの手の作品はサマーシーズンにやるとコケた場合のダメージが相当でかい気がする。現場もあまりいい雰囲気ではないらしい。
 配給:アスミックエース、興収予想:7億円

7/21公開「おおかみこどもの雨と雪
 今夏のアニメ映画では大本命。細田守監督第三作目にして、原型となるストーリーなし、東宝と初タッグ、もはやポストジブリ?など注目度は相当高い。今回も前作とは違った切り口ながら「家族」がテーマとなるだけに夏にジブリ映画を欠かさず見る層をいかにきちんと取り込めるかが大ヒットのカギとなる。
 配給:東宝、興収予想:35億円

7/21公開「メリダとおそろしの森
 ピクサー最新作。前作カーズ2はファミリー層には受けが良かったものの、ピクサー映画常連の映画ファンから厳しい評価を受け、興収でもやや期待外れ。今回はオリジナルもので、作りこみも激しく、期待できそうだが、肝心の中身が全く見えてこない。果たして。
 配給:ディズニー、興収予想:30億円


7/28公開「ダークナイト ライジング」(Dark Knight Rises)
われらがクリストファー・ノーラン最新作にしてバットマン3部作最終作。これがヒットしないと地団太を踏む映画ファンは相当多いことでしょう(笑)「インセプション」が大ヒットし、「ダークナイト」もBDセールスが好調だったことを踏まえると……
 配給:ワーナー、興収予想:50億円

8/17公開「アベンジャーズ」(The Avengers)
本国から3か月遅れでの公開。おそらく世界の主要映画マーケットでは最遅の公開。世界中での(おそらく)大ヒットをどれだけ追い風にできるかがカギ。日本では登場人物たちのこれまでの作品が最近「大」ヒットしていないだけに、アメコミ映画毛嫌い層や全く未見の層に対しての宣伝方法には注目。宣伝次第ではなんとかなるかもしれない。
 配給:ディズニー、興収予想:30億円

まだまだ一部にすぎないので今後補強版をアップ予定です。